『 もうすぐ春です! 』
この原稿を書いている今はもう梅や早咲きの寒桜などは花開いている頃ですが、まー本当にあっという間に今年も2ヶ月過ぎようとしています。1月はいく、2月はにげる、3月はさる、で気がついたらもう4月や!と昔の人はうまいこと言ったものです。
エルニーニョ現象による海水温の上昇で、この冬は暖冬となります!というのが、昨年秋の天気予報だった…はずですが、1月下旬の大寒波到来で予報が見事に覆されました。マイナス5℃という気温は最近では僕自身はソウルでしか経験しておりません。おまけにスキーヤーの喜ぶ低温でしか降らないキラキラの粉のようないわゆる“パウダースノー”が福岡の街に降ったのもこちらに居を構えた平成元年以来初体験です。真昼間に天神渡辺通の路面が雪で覆われてアスファルトが見えないほどでした。NHK朝ドラでいえば『びっくりポンやー!』ですね。
寒波に見舞われた週末明けの月曜朝は、自宅から会社まで二駅2kmを歩いて出勤しました。
西鉄の駅に一応行ってみたものの時間の読めない徐行 運転で通勤客をさばききれないペースに改札口の中のホー ムは人でごった返しており、諦めて改札を引き返す人のため に改札は開放していました。鉄道は諦めて日赤通りの凍結した歩道を慎重に歩いて行きましたよ。
路線バスは本数は少 なかったようですが、徐行運転とはいえ通勤車や商用車がほ とんどないために道路はスカスカで案外乗れば早く着いたかもしれません。こちらは歩く時間を見越して早く家を出ていたので、ウォーキングのつもりで乗りませんでしたが。
しかし無理して、なのか甘読みで、なのかはわかりませんが、あちこちでこけたりぶつかったりの事故が起きていたのでしょう、ずっとパトカーと救急車のサイレンが聞こえていましたね。タクシーなどは数日前からスタッドレスタイヤを履かせて備えていたようですが、不容易な自家用車などは一応徐行運転はしているのですが信号の黄から赤に急ブレーキを踏めずに赤でそのまま突っ込んできて、歩行者のこちらが身の危険を感じ青信号でも渡りませんでした。
急ブレーキを踏まれると却って回転して歩行者を巻き込んでいることも想像できる光景も見られました。救急車が出動し続けているのもむべなるかなと。
台風時に田んぼを観に行って風にあおられて怪我をする、大雪で屋根の 雪を下ろそうとして落下して怪我をする、今回のように雪で凍結でこけたり 交通事故を起こす、といった全国の災害時のニュースが毎年のようにあります。
備えあれば憂いなしですが、慣れていない地域では備えも確かにで きていないこともあります。その場合も「過信」は禁物、大切なものであったと しても「物の被害」だとか「効率」だとかは二の次で、とにかく『我が身の安全 安心を第一に考えて』行動した方が良さそうです。
今回の寒波襲来であらた めて肝に銘じました。
代表取締役 樋口繁樹
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