『 リオ五輪も終わり・・・今年は暑い夏でした! 』
久留米では8月1ヶ月のうち猛暑日が何と25日間!最近毎年暑い暑いと言っている中、突き抜けた暑い夏でした。
皆さんは体調は大丈夫ですか?外を出歩くのが辛いので室内に居がちの中クーラーにあたりすぎて喉をやられる方が多く、今年の夏はマスクが良く売れたそうです。
マスク=インフルエンザが流行る冬に売れる、と思いがちですがこういうこともあるんですね。
そんな室内に籠りがちな暑い夏にうってつけのイベント=リオ五輪でこの1ヶ月は大いに盛り上がりました。名場面は男子体操、バドミントン、水泳、レスリング、陸上400mなど数々ありましたが、僕は今回女子卓球の福原愛選手に感動しました。
北京、ロンドンでも応援していましたし、ロンドンでは団体で銀メダルを取り凄かったのですが、今回はチームリーダーとしての参加と個人、団体ともにメダルを狙う中、その人間性に感動しました。
銅メダルをかけた3位決定戦は、1回戦で日本のエース石川佳純選手を破った北朝鮮のキム・ソンイ選手でした。世界規模の大会にあまり出ていないのでランキング上は50位ながら、実力派の選手でした。
3位決定戦の前に福原選手が、データの少ないキム選手の対戦した経験上の生情報を仕入れるために石川選手に色々と聞くことは日本チームとしてもできたはずです。しかし、それを福原選手は一切しなかったそうです。メダルに一番近い位置にいながら、予想外に1回戦で破れてしまって団体戦に向けて再度メンタルを作り上げようとしている石川選手の精神状態を慮ってのチームリーダーとしての考えだったそうです。
自分のメダルよりまず先にチームをそして傷心の仲間を思いやるこの心。これに僕は金メダルをあげたい!
ついつい熱くなってしましましたが、同じように女子レスリングで4連覇を阻まれた吉田沙保里選手も、責任ある日本選手団主将という立場、ジンクスでオリンピック選手団主将は金メダルを取れない、というのがある中、火中の栗を拾い、同じ4連覇を目指す伊調馨選手ではなく自分に注目を引きつけ、それをも乗り越えようと努めて明るく道を 切り開いてきた吉田選手。その吉田選手が無念にも敗れたというドラマだったからこそ、あれだけ日本中に感動を巻き起こしたのではないでしょうか?
折しも、この原稿を書いている今日、吉田選手が「4年後の東京オリンピックに出場できるものであればしたい!」という現役続行宣言をしました。
あっぱれ!日本中が応援していると思います。思い起こせば、アテネ五輪で2連覇が期待されて準々決勝で一本背負いで敗れた井上康生選手も日本選手団主将を務めておりました。
ジンクスに負けましたがその人間力へのご褒美が、今回の男子柔道全階級メダルの快挙なのではないでしょうか? すなわち、『負けて勝つ!』~『スポーツの勝負に負けて、人生に勝つ』 吉田選手が「負けた選手の気持ちが今回初めて本当にわかりました」としみじみ言っておりましたが、それもすごい言葉です。
福原選手、吉田選手は井上康生監督のように是非ともいずれ指導者としてナショナルチームを率いて欲しいものですね。
代表取締役 樋口繁樹
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