2021年1月のメッセージ

『 新たなチャレンジで プラスのエネルギーを! 』

 

 新年おめでとうございます。今年一年が皆様方にとりまして安寧な日々が過ごせる良い年になりますように心より祈念申し上げます。

 昨年は新型コロナウィルスの世界的パンデミックに加えて熊本県南部などで大きな被害を出した令和2年7月豪雨、また9月には九州南部を中心に過去最強として特別警報が出る寸前であった台風10号など、安寧とはまったく正反対の大変な一年でした。

 でも最後の月に明るいニュースが飛び込んできました。

「はやぶさ2号」サンプルカプセルの豪州への着地と回収の成功です。10年前に小惑星イトカワの砂を持ち帰った時の初代「はやぶさ」の探査機帰還時はサンプルを無事 地球に持ち帰り、自らは確か燃え尽きたと記憶しているのですが、今回の2号はまだ25%の燃料が残っていてリュウグウから採取したカプセルだけ切り離して地球に届け、自分はまだ任務を続けるのだそうです。

初代も今回の2号もプロジェクト関係者の日々の緻密で丹念な業務遂行に頭が下がる思いですが、何よりも私たちに宇宙へのロマンを呼び覚ませてくれる事が感動ですよね。

 一方で昨年この欄で書いた東京オリンピックは1年延期となりましたが、果たして今年東京オリンピックは開催、そして成功できるのか?

今は悲観的、否定的な世論も一定数ある中ですが、選手や大会運営関係者にとっては気を揉みながらもとにかく強い覚悟で準備をしているのだろうと想像しています。

確かにとてもハードルが高く、過去のオリンピック史上最も難しいチャレンジです。無観客試合になるかも知れませんが、メディアを通じてライブでの観戦を楽しみに待ちたいと思います。極限まで集中したアスリートが生み出す名場面、名シーンをリアルタイムで共有したいからです。そしてもし開催し成功裡に閉会式を迎えたら、感動をありがとう!と拍手喝采の嵐となることでしょう。

その一方でオリンピックそのものも大きな変革を迫られるでしょう。収益源のプラチナチケットの収入は激減するし、それを穴埋めするために放映権を値上げするわけにはいきません。立候補都市が減っている中、巨大な予算を使う最後のオリンピックとなるかもしれませんね。

といった運営上の負の実態は棚上げしといて、期間中のひと時は、アスリートの皆さんに世界の国々へ夢と希望を振りまいてほしいです。

 ラプロスも今年新しいチャレンジをしていきます。そこに新しい人脈、新しい観点、収益構造の転換、そして向上心をくすぐる刺激など、チャレンジで得られるものは数えたらいくつも挙げられます。失敗もあるでしょう。すぐに壁にもぶつかるでしょう。でも失敗を失敗と思わない、成功するまでチャレンジする社風、社長、社員でありたいと思います。

建築家の安藤忠雄氏の著書『連戦連敗』、ユニクロのファーストリテイリング社長柳井正氏の著書『一勝九敗』など世のエネルギー溢れる成功者の発信する言葉はいつも魅力的です。

 本年もラプロスは協力各社様、取引先様の力をお借りしながら、真摯な姿勢で事業に取り組んで参りたいと思います。昨年にも増しての皆様方の熱い応援、そしてご指導を宜しくお願い申し上げます。

 

laprosmaru

樋口社長写真

代表取締役 樋口繁樹

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