2024年3月のメッセージ

どうする空き家?

全国的に空き家が800万戸を超えた、なんてニュースが新聞一面に載ったのはもう10年以上前でしょうか?今も全国的に空き家は増え続け、昨年の統計によると2013年から2023年の10年間でさらに30万戸近く増えたといいます。その統計に入っているのかどうか調査の精度はわかりませんが、うちの実家もそのうちの一つです。

兄も福岡市内に住んでおり戻る予定なし、それは僕も同じくです。昨年春が父の1周忌でしたので、それを区切りとして今後のことを考えよう、と兄と食事をしながらまずは解体費用の見積りは要るよね、という話までして以降手をつけられていません。

家は築48年、ハウスメーカー施工の家ですが、川の氾濫に備えて造成をして2m近く嵩上げしています。下の段には、耕運機の格納、それ以前には農耕用の馬小屋だった築100年近い古家があります。そこは倉庫代わりで結構使っていないものをたくさん放り込んでいます。つまり断捨離をしないと次に進まないわけです。全部捨てることができればまだ良いのですが、兄も僕も何が残っているかもよくわからず…。まあ、父から大切なものの保管場所は生前に教えてもらっていたので、実際は全部不要なもの<思い出として残しておきたいものはあるかもですが>として差し支えないと思っているのですが、目で見るまではその踏ん切りもつきません。

また、数年前からゲリラ豪雨が続き、その古家の更に敷地裏の石崖が一部壊れ、ご近所さんの田んぼと水路に落石したので3年前に復旧したところですが、これもそうそう放っておくわけにもいきません。家自体も人が住まなくなれば朽ちるのが早くなると言われますが、今まさに身を持って体験しております。父が施設に入ることになった7年前から空き家となりましたが、網戸はハクビシンに破られ、トイレの窓にはハチの巣が作られ、家の中もカビ臭くなり…。

福岡都市圏では不動産の有効活用など業務でやっているのに、この業界で40年近く様々な取引や有効利用を経験してきたのに、場所が田川の英彦山山間部となるだけで自分の事なのに、うっ!手も足もでない!

今春は父の3回忌、また兄とどうするべ〜?と話をすることになるのですが、単なる飲み会となる可能性も否めな〜い!昨年の大河ドラマ<どうする家康>ならぬ<どうする空き家>どうする、さあどうする。どなたか賃料安くていいので上手く使ってくれる方いませんか?このらぷれたー誌が物件初公開ですよ。お問い合わせは巻末の電話番号まで。担当は僕ですよ〜。(^^)

代表取締役 樋口繁樹

 

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