創業25周年〜つづき〜
(前号の続き)建替えの相談があったのは、昭和43年築の福岡市での民間分譲マンション第1号−Nコーポラスです。老朽化、エレベーターなし、修繕積立金残高が少なく何とかしなければいけない状況でした。当時はマンション建替え法も成立前で、十数名の区分所有者全員の合意が必要でした。それでも何とかまとまったのは良かったのですが、明け渡し、解体直前に一つの住戸に賃借権設定の仮登記を打たれるという事案が発生。残りの12名連名で提訴して、起きてから6ヶ月で解決できて着工と相成りました。この建替え成功事例をきっかけに、住宅金融支援機構のセミナー講師を務めたりしていると別の管理組合から相談があり…という紹介の輪で気が付いたら23年間で9現場のマンション建替えをサポートしました。今やこのマンション建替えアドバイザー事業は、当社の重要な柱へと成長しました。
一方、主たる事業のマンション企画販売については、用地仕入れからプロジェクト進捗から企画・販売まで手掛ける案件も増えていき、8年目の2007年には物件により共同事業形式で参画するようになり、より責任を持ち取り組むようになっていきます。ところが10周年を迎えた頃、リーマンショックが起き住宅市場も短期間で価格が急落していきました。そこで短いサイクルのビジネスとしての戸建事業にシフトして、2010年からは一戸建て<プロスぺリテ>シリーズの企画販売を始めたわけです。水回り動線や豊富な収納、吹き抜け空間、2階リビングの提案などが受け入れられ、今や自由設計も含め年20〜30区画を供給する当社の主力事業へと成長しました。この秋には<ニュープロスぺリテ>シリーズもデビュー予定です。また、マンション事業におきましては2012年、13年に飯倉と笹丘にてラプロスシリーズを出しました。土地、建築費の急騰により小休止しておりますが、タイミングを見て再開したいと思います。
創業25年と言えば四半世紀、ここのところお客様からの紹介、リピート客(買われた方から売る時にもご依頼頂くなど)の方も増えてきている実感があり、それは大変ありがたいことです。2ヶ月に一度のこの≪らぷれたー≫で時々当社を思い出していただいて、「そういえばラプロスさんだったら手伝ってくれるかな〜」と思い浮かんだら遠慮なくご連絡下さい。ご一報お待ちしております〜。
乗員13名で航海中のラプロス丸、今日も全員配置についておりますので、今後とも御支援、御指導賜りたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。
代表取締役 樋口繁樹