ラプロス流 免許皆伝~その26~
私アラキの戸建てへの思いをつらねるこのコーナー、今回で26回目となりました。
私が社会人となって仕事(と酒)を教えていただいた師匠からは、『設計とは発散と収束の繰り返しだぞ、アラキ!』と何度も聞かされました。前回、前々回の「免許皆伝」では今現在、アラキが発散していると書きました。いろいろな知識や情報を得たり、さまざまなアイディアや思いを巡らせることを発散といい、その中からこれ!というのを見つけ出してカタチにしていくことを収束だと、その師匠は語るのです。酔っ払いながら。。。
どんな家に住みたいか、どんな家に住むかは、大きな夢と希望で面積がどんどん膨らむのですが、それを阻むのが予算の壁です。土地代は相場でほぼ決まってしまいますので、予算内におさめるためには無駄な設計を省くことを考えます。特に、建物の面積をできるだけコンパクトにすることがカギとなります。
さて問題です。『子供部屋2つと6帖の夫婦の部屋と、たまに泊まりにくる両親のために4.5帖の和室がほしい。』という要望がありました。この家の面積はどれくらいになるでしょうか?
LDが12帖、和室は4.5帖、夫婦の寝室6帖とウォークインクローゼット、子供部屋は4.5帖が2部屋とすると、全部を足せば31.5帖になります。この帖を坪として31.5坪、つまり約104㎡になります、というのが答えです。つまり、玄関、キッチン、浴室や水回り、そして収納などを加えると、住宅の面積は居室のほぼ倍くらいになるということです。でも、このとおりの面積で住宅をつくるのは、創意と工夫が足りません。無駄なスペースを省いて、けれども大切なところは譲らないで、コンパクトながら豊かな家をつくることが私たちに与えられた仕事です。
近ごろの住宅は、リビング階段、つまりリビングに階段を設けて直接2階に上がる間取りが多く見られます。2階の子供部屋の様子がわかるという提案なのですが、リビング階段にすると1階に廊下を設けなくてすむので、その分コンパクトになるという狙いもあります。廊下を省くという意味では、階段を上がった2階の間取りも、子供部屋や夫婦の寝室の配置を工夫することも必要です。他にも、リビングダイニングとキッチンをひと繋がりの空間として広く見せることや、階段の下を収納として利用するなど、広く見せる、無駄をなくす工夫は大切です。
いま、ラプロスで販売中の戸建住宅のモデルハウスは、95㎡(約29坪)とコンパクトですが、収納を充実したり洗面室を裏動線として利用したりすることで、住まいとして必要かつ十分な機能と、家族が成長していく上での楽しい空間をつくりました。・・・・と自画自賛。
そのポイントとなるのは…、『階段の位置』なのです! と、いうのが私アラキの導き出した答えです。 詳しくは次号。乞うご期待。
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