『 コロナ禍 2度目の秋に思うこと 』
この9月30日限りで福岡においても緊急事態宣言が解除されました。9月末が近づくにつれて道路渋滞がひどくなってきたことからみても、営業再開に向けての活動が活発になり、街に徐々に活気が戻ってきているようです。
1年前を思い出すと、新薬開発どころかワクチン開発もまだ見えない暗中模索の中、第2波が収まりかけGotoキャンペーンが始まり、第3波への恐怖感との戦いの時期でした。
ちなみに僕はGoto トラベルもイートも利用せずじまいでしたが、家人との外食は週に2回程度はしておりました。その頃には大人数の居酒屋、焼鳥店系には怖くてまず行けず、キャパの少ない3~4グループしか入れないような、限られた7~8軒の馴染みのお店をヘビーローテーションで回していました。
その内のあるお店に家人と行きますと、合コンと思われる男女二組と隣り合わせになりました。会話によるとGotoを利用してその店に初めて訪れたようでした。女性の内の1人は税務署勤務のようです。別に聞き耳を立てていたわけではなく(そういう趣味はありません…)、食事をしながら大きな声でおしゃべりしているから勝手に耳に入ってくるわけです。キャハハ!ガハハ!と笑いながらコロナ前と同じ調子で、マスク会食どころでは ありませんよね。いつもは2時間くらいゆっくり過ごすのですが、これは危うきに近寄らず…とばかりに1時間そこそこで食事を済ませ引き上げました。ついでに税金も払いたくなくなりました~。(^^)
今回のコロナ禍は色んな世情を浮き彫りにというか顕在化させているようです。業種による業績の明暗、雇用の安定と不安定、地域ごとの警戒感の違い、個人の対新型コロナ感覚の違い、ワクチンへの向き合い方などなど…。
ちなみに前段でお話ししたお店には残念ながら僕はもう行かないと思います。コロナ禍で旅行にも行けず、美味しい食事を頂くことを何よりも楽しみとしている僕としては、行くお店の求めている客(ソワニエ)でありたいと思っています。こちらもある意味来てもらいたい客かどうかも試されている(少々大袈裟ですが…)、その価値観の合うお店でないといくら美味しくても≪楽しい食事と セットの豊かな時間≫が過ごせないと思うのです。
そのお店での出来事により価値観が僕や家人と合わない、ということが浮き彫りになったわけです。(お店にとってこちらが合わなかったのかも、ではありますが…。)
今回の宣言解除後の秋は、ワクチン接種が一定程度行きわたったこともあり実証実験的に経済を動かし、ゼロコロナを目指すのでは なく≪年末あたりに第6波が来る≫という前提で、皆で経済を回しながら対策を考える、そこはこの1年半と大きく違い前向きな気持ちになれますよね。
最近のニュースによると経口薬の新薬の治験でメルク、ファイザーなどが最終段階、日本でも塩野義製薬などもそれに近い段階まできているとのこと。軽症と中等症に飲み薬ができれば収束も間近です。
もうひと踏ん張りですよ~!でも油断せずに~!です。皆さん 一緒に第4コーナーをラストスパートで逃げ切りましょう!
たしか前回も同じ締め言葉だったような、まっ、いいか。
代表取締役 樋口繁樹
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