『 夏です!今年のヤマはどんなヤマ? 』
今年も山笠の季節がやって参りました。昨年一番山笠を無事奉納し、今年の七番山笠土居流は『征夷大将軍頼朝』。奇数山は勇壮な差し山、偶数山は静・優美の堂山といわれ、標題や人形もそれに合わせて各流の総務と人形師が打合せして決めていきます。
7月1日から飾り山は公開されますが、土居流においては飾り山はなく舁き山だけなので、毎年当番町の日程で1日~8日までの土日で棒締め行事と人形飾付け行事が組まれます。さて今年の土居流の頼朝の人形はどんな勇壮なものになるかも楽しみです。
先週は町内初寄り、昨日は流の旧役員会がありどんどん山笠モードに突入しているのでついつい山笠の話で書き出してしまいました。今年の僕の旧役員としての町内の役割は行事ごとの直会の料理差入れの段取りです。各家の志である差入れを各日程の参加人数に合わせて上手く配分し、最終的には現役員赤手拭いと打合せながらいかに冷たいものは冷たく、温かいものはより温かい状態で、参加者の前に並べ、また直会中にも上座から回すが偏りすぎないように子供にも行き渡ったか、などと目配りして残らないように食が進んでいる若手の方に回していかんと……。
などとヤマの仕事も考え出したらどんどん気になることが出てきます。そういった感じで、6月中旬~7月15日までは、脳みその中にヤマのことが徐々に割合を占めていき、本来の生業の仕事の方が頭の片隅に追いやられていき、そうやって立派なヤマのぼせと周りから言われる人間が出来上がっていくわけですね。
この原稿を書きながら、実はラプロスがお手伝いを始めて足掛け5年、この度完成入居となったある建替事業の先週行われた感動の竣工祝賀会の話と自分の思いを書きたかったのですが、そうやってヤマの方に脳みそが徐々に浸食され、気がついたらほとんどヤマの話になっておりました。7月1日の辻祈祷行事と町内挨拶でいよいよ本格的に始まります。
あっ!あの会社にも山笠奉賛金(寄付金のことです!)のお願いの「趣意書」を6月中に持って行っとかんといかん……思い出した!!!てな感じで、15日まであっという間に過ぎ去っていきますが、今年も一所懸命53才のオイさんなりの参加の仕方で怪我せず無事奉納して参りたいと思います。
建替事業の竣工祝賀会の話はまた次号で紹介します。お楽しみに!
代表取締役 樋口繁樹
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